「自分メディア」はこう作る!

さて私の教科書といえばこちらの本もそれに該当します。ちきりんさんの『「自分メディア」はこう作る!』この本とも長い付き合いです。

私が学生時代に利用していたmixiというSNSから当時のヤプログ!に移行し、いわゆる自分のブログを書き始めたのは14年前でした。私が北海道に上陸した年のことです。その頃からずっと、今でも変わらぬ憧れの存在である著者ちきりんさん。言わずと知れた人気ブロガーさんで書籍も数多く出版されています。

当時の私の固定概念として、本を出版するというのは専門家かジャーナリストか、ある分野の著名人だけだと思っていました。一般の人(しかも私と同じブロガーという土俵の人)が書いた本が書店に平積みされている光景を見て衝撃を受けたことを覚えています。

自分もこんな風になりたい!!!

この本には著者のサクセスストーリーとそのブログ運営ノウハウが余すところなく書かれており、私はこの「教科書」をむさぼるように読んだのでした。

私は現在2つのブログを運営していますが、客観的に読んでみるとこの本に書かれている内容にかなりの影響を受けていることが自分でもわかります。

・コンテンツを散逸させない
・ネットの中の人にはならない
・一つの記事で伝えることは一つだけ
・ブランディングのためのアイコンと決め台詞
・オープンな場所に居続けること・・・etc

特に最近になって改めて読み返していて強く共感した部分があります。

私が目指したのは、「Chikirinの日記」を価値あるメディアに育てることであり、価値あるメディアとは、特定の共通点を持って絞り込まれた読者が集まっている場所、と考えていました。

自分のサイトを育てることは、将来何か新しいことをやるためのインフラを整備し、維持しておくようなものです。ライターを目指すのでも収益化を目指すのでもなく、「Chikirinの日記」という場所の運営者として、その場所の価値をできるだけ上げていくこと、それを目標として設定したことは、ちきりん活動の指針の大方を規定する、重要な決断だったと思います。

まさに私が今考えていること。このブログ「牛飼い随想録」を立ち上げた理由はこれです。将来何か新しいことをやるためのインフラ整備として、自分の言葉を発信できるプラットフォームを自分の手で育てておきたいと考えました。

自分の考えや意見をオープンな場所で発言できる公の機会を、どれだけの人が持っているでしょうか。SNSなど他人が作ったプラットフォームは、ビジターグラウンドです。発言した言葉が独り歩きし、時には原型をとどめず、大衆に飲み込まれていきます。言葉が消費されていく感覚になるのです。

そうではなく、自分の情報発信のためのホームグラウンドを持つことは、今の私にとって自分の存在を肯定することです。自分という存在のセオリーを刻み、生きた言葉を真空パックする場所として、タイムカプセルのように眠らせておく場所として、自分だけのデータベースが必要なのです。それが、ブログという存在です。

自分のホームグラウンドであるブログ。自分だけの情報発信基地としての価値を高め、育てていくこと。ちきりんさんの考えに触れ、学んだことです。

そんじゃーね!

書籍情報

『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記』ちきりん(文藝春秋)