想像してください(記事解説)

上山牧場「搾りたて日記」(以下「表の日記」)に書いた記事の余白を書いてみます。裏話のような話題を取り上げられれば面白いかなと。表の日記は月に2本以上の更新を目標にしていますので、3月の2本目は滑り込みの月末更新です。

本来、放牧酪農の爽やかなイメージを積極的に発信したいのですが、対照的な一面も知ってほしいと思いました。放牧酪農といえば青々と茂った草原でのんびりと過ごす牛のイメージがすぐに思い浮かぶと思います。しかし放牧時期以外の放牧酪農はどうなっているのか?

言われてみれば考えたことがなかったなと。

考えたことがなかったけれど、想像してみれば確かにそうだよな、という感想を持ってもらいたかったのです。雪解けの運動場など、写真を多く使ってイメージしてもらいやすく工夫しましたが、あえて写真ではすべてを見せずに、その先は「想像してください」と投げかけました。

すべてを見せることに対しては恐さもありました。その生乳、衛生面は大丈夫?と思われてもおかしくないギリギリのところ。リアルを知ってもらうことには常に葛藤があります。

もちろん衛生面は大丈夫。洗浄、殺菌、消毒、冷却、検査も徹底して行って、厳しい基準をクリアしてはじめて製品になるのですから。

我慢の季節があってこそ、放牧開始が何重にも嬉しいのです。自然と共に生き、生き物とともに働く産業。四季があってメリハリがあるからこそ酪農は面白いのです。