月曜日の作文帳

アキコ先生は自ら学級通信を配るだけではなく、毎週欠かすことなく私たちにも作文の宿題を課しました。その宿題は週末の金曜日に告げられ、週が明けた月曜日に提出するのが決まりです。

私たちは「作文帳」と書かれたノートに毎週ぎっしり文字を埋めます。文量に決まりはなかったと思いますが、とにかくがむしゃらに作文を書きました。

アキコ先生に褒められたくて。

アキコ先生は全員の作文帳にぺんてるの赤いサインペンで丁寧に感想を書いて返してくれました。まるで交換日記のように。

うまく書けた部分には波線が引いてあり、花丸まで添えてあります。これが嬉しくて嬉しくて。作文の宿題が楽しくなり、そして文章を書くことが好きになりました。

毎週続けるうちに、どのような書き方をしたら褒めてもらいやすいかというコツを次第につかんできます。花丸をもらうために文章の構成まで下書きするほど無我夢中でした。

その作文帳は大切にとってあり、当時の自分の字を見返すことがあります。書くことの面白さが詰まった私の原点だからです。

大人になった今でも気持ちはあの頃のまま。アキコ先生の花丸がほしくて、書いているのかもしれません。

誰かの花丸をもらうことを目標にすると成長が加速する。

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