知的トレーニングの技術

この本は私の先生であり教科書です。広告企画の仕事をしていた時に、カバンに入れていつも持ち歩いていました。表紙は破れ、よく参照するページはすっかり私の手の形になっています。ことある毎にページをめくり長年かけて読み込んできた…

怒りのエネルギー

牛はマイペースな動物です。牛と仕事をしていると、たまに怒りたくなることがあります。どうして言うことを聞いてくれないんだよ!んもう!…と。 牛に怒っても無駄です。ポカンとした顔でこちらを見ただけで、すぐに再び自分の世界へと…

写真の余白

私は写真を撮る時に、ついつい画角に余白を意識してしまいます。これは印刷会社時代に体に刷り込まれた、いわば職業病なのです。 印刷物に掲載する写真の使用用途は大きく分けて二種類あります。印刷用語で「型抜(カタヌキ)」といわれ…

あした死ぬ幸福の王子

死とは何かを考え、答えを求めた昨年夏。「死」というキーワードにアンテナを張っていたことで導かれるように出会った本。『あした死ぬ幸福の王子(ストーリーで学ぶハイデガー哲学)』 あした死ぬ?なのになぜ幸福なのか?ハイデガー哲…

安楽殺について考える

酪農現場で行われる安楽殺は、鎮静剤を打ったあと逆性石鹸を静脈注射する方法です。牛は抵抗せず、苦しむことなく静かに息を引き取ります。ほんの一瞬で。 安楽殺とは、能動的に他者の命を終わらせること。判断は獣医師ではなく畜主であ…

今のノートに関する考察

学生時代に始めた手書きのノート。仕入れた情報を何でもかんでも一冊に詰め込んでいく。たとえば読んだ本の内容や気づき。食べたものの感想。旅の記録。ブログの下書き。将来の夢。やることリスト。愚痴。 まめに書いたり、まったく書か…

ミステリアスブルー

印刷会社に入社するまで、世の中にこれほどまでにたくさんの色が存在するとは意識したことがありませんでした。青は青だと思っていた。ところが知れば知るほど、同じ「青」でも無数の青が存在することがわかり、しかもそのすべてにご丁寧…

喫茶時間

今日は喫茶店で書いています。少し前に見つけたまちなかのレトロな喫茶店。近くに来ると立ち寄ったりして最近のお気に入り時間です。 モーニングを注文しブレンドコーヒーを味わいながら、本を読んだりノートを書いたりと、至福のひとと…

ペンネーム

ペンネームと聞くとわくわくします。文を書く時だけ特別な名前をつけることができるからです。考えてみれば他のアクションには特別な名前がありません。食べる時も、寝る時も、走る時も、歌う時も、特別な名前はないのに、文を書く時はペ…

増やしながら減らす

会社員の頃、平日はオフィスでバリバリ仕事をし、週末は趣味のキャンプに出かけていくという生活を楽しんでいた時期がありました。 私にとってのキャンプの楽しみは二つあります。一つは「ひとりの時間」。キャンプ地に着きテントを張っ…